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2013年5月2日木曜日

【悲報】「通信受講のみ」の介護職員初任者研修講座は存在しない件

【「通信受講のみ」の介護職員初任者研修講座は存在するのか?】

「通信講座のみで介護職員初任者研修課程終了の資格を得たい」。
そう考えて、通信教育のユーキャンなどで講座を探している方もいるようです。

しかし、初任者研修には、「通信講座のみ」の講座は存在しません。「通信講座」とうたっている場合でも、必ず通学コースとセットになっているのです。


【初任者研修は、厚生労働省の指針に沿って行われる】

介護ヘルパー初任者研修のカリキュラムは、厚労省が定めています。ですので、指針から逸脱したコースは認可されません。厚労省のHPに、「介護員養成研修の取扱い細則について」という文書がアップされています。こちらの文書によれば、通信教育でカバーできるのは、全130時間分のうちの40・5時間分に過ぎません。

以下、厚労省の細則からの引用です。

10.通信学習について

受講者の負担を軽減し、受講を容易にする方策として、介護職員初任者研修カリキュラムを実施する全130時間のうち、各科目ごとの上限を超えない範囲で最大40・5時間について実施できるものとする。

(ソース)
・厚労省のHP:介護員養成研修の取扱い細則について(PDFファイル)
(2012年3月28日)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/syokuin/dl/saisoku_all.pdf
*当該部分は、4ページ目のイチバン下です。

念のため、2013年5月に厚労省に電話確認してみましたが、やはり、介護初任者研修の「通信講座のみのコースはない」との返答でした。


【通学の期間は、学校ごとにさまざま】

初任者研修の最新の状況がどんな感じか知りたかったので、大手のニチイ学館三幸福祉カレッジ資格の大原に電話してみました。2013年のゴールデンウィーク時点では、あまり講座数は多くない印象でした。講座を開講したくても、行政の認可が下りず、裁定待ちといったケースもあるのだとか。

今後、行政の認可が下りれば、ヘルパー2級講座のときのように、働きながら土日に通えるコースもどんどん出てくるのではないか、と個人的には予測しています。

通信添削などとセットになっているコースの場合、通学の期間は学校によって短期・中期まちまちのようです。たとえば三幸福祉カレッジの場合ですと、通信講座として自宅学習があり、3~5回課題を提出。通学については、15日間(1日当たり6~7時間)を消化。最後に筆記試験を受けるという段取りとなっています。電話で聞いてみましたが、最短で1・5か月ほどで取得が可能なようでした。


【授業料はヘルパー2級より高め】

ホームヘルパー2級よりも通学コースでの授業時間が増えるため、各介護資格取得学校の受講料金は高めに設定される傾向があります。ヘルパー2級はおおむね10万円前後が平均でしたが、初任者研修は、10万円から15万円ほどの間に受講費用が設定されています。


【自分に合った学校選びを】

人によって、自宅学習が得意なタイプ、苦手なタイプというのがあると思います。また、受講費用が高いコースといっても、通学部分が多かったり、少人数で親身だったり、就業サポートが充実していたりといったケースもあります。一概に、安いからいい、高いから悪いということでもなさそうです。

ですので、いろんなタイプの講座をよく比較検討して、自分に合った学校やコースを見つけるのが大事だと思います。


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