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2013年4月26日金曜日

【最新情報】介護職員初任者研修課程から介護福祉士になるには?

■介護職員初任者研修から介護福祉士になるには

結論から言うと、2017年1月の試験から、実務者研修の修了実務経験3年が、介護福祉士試験の受験資格になる見込みです。

※本来は2016年1月(2015年度)の試験からの予定でしたが、この措置は1年延期になる方向です。厚生労働省に電話で聞いてみたところ、延期になるかどうかは、2014年4月の段階で「国会の決定待ち」とのことです。

介護職員初任者研修については、資格取得学校などの講座を受講し、最後にその学校が行う筆記試験を受けます。受講期間については、、1か月から4か月と、学校やコースによって差があります。

介護初任者研修や介護福祉士について、厚生労働省などに電話で聞きましたので、以下、メモに残しておきたいと思います。

2017年(平成29年)1月の介護福祉士試験からは、受験資格要件として、新設された「介護福祉士養成のための実務者研修」(介護福祉士実務者研修)の修了が必須になる見込みです。実務者研修は450時間ですが、初任者研修(130時間分)を修了している人は、320時間分を受講することになります。

※2016年1月の試験までは、実務者研修を受けなくても、実務経験が3年あれば受験することができる見込みです。

実務者研修のメリットとしては、介護福祉士試験の実技試験免除などがあります。ただし、実技免除といっても、試験自体がなくなるわけではなく、実務者研修の中でテストが行われます。実務者研修での実技試験は、各資格取得スクールごとにまちまちですので、事前に難易度や合格率を学校に問い合わせることをおすすめします。

また、3年以上の実務経験も必要です。具体的に言うと、3年間とは1095日以上。加えて、その間の従業日数が540日以上となります。

(介護福祉士の受験資格)
・社会福祉振興・試験センター:介護福祉士国家試験の受験資格
http://www.sssc.or.jp/kaigo/shikaku/k_08.html

※介護福祉士の国家試験は、「公益財団法人 社会福祉振興・試験センター」が実施しています。過去の試験問題(過去問)も、上記HP内にアップされています。

なお、介護福祉士試験の合格率は、50~60%。国家資格試験の中では難易度はやさしい方と言えそうです。


■新資格制度のキャリアパス

新介護資格制度の大きなポイントは、「認定介護福祉士」(仮称)を到達点としたキャリアパスに再編成されることです。キャリアパスは、以下のような流れになります。

介護職員初任者研修課程(130時間)

介護福祉士養成のための実務者研修

介護福祉士(国家資格)

認定介護福祉士(新設予定) ※2014年4月現在、詳細は未定。

新資格制度の詳細については、次のHPが分かりやすいです。

(初任者研修の詳細)
・日本ホームヘルパー協会:訪問介護員の養成と現任者のスキルアップ
http://nihonhelper.sharepoint.com/Pages/yousei.aspx

また、ちょっとした疑問解消については、Yahoo!知恵袋が便利です。

・Yahoo!知恵袋:「介護福祉士 受験資格」の検索結果
http://chiebukuro.search.yahoo.co.jp/search?p=%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E7%A6%8F%E7%A5%89%E5%A3%AB%E3%80%80%E5%8F%97%E9%A8%93%E8%B3%87%E6%A0%BC&class=1&aq=-1&oq=&ei=UTF-8

ただ、知恵袋の回答は、ときどき専門外の人がしていたり、古い情報だったりすることがあるようです。ですので、正確なところは、資格取得スクールなどに問い合わせて確認するのがよいと思います。


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