比較的よく知られている介護福祉士通信講座の受講費用は、次のようになっています。
〇 ユーキャン : 49,800円(税込)
〇 ニチイ学館 : 39,810円(税込)
〇 三幸福祉カレッジ : 30,000円(筆記対策)
〇 池袋福祉カレッジ : 49,800円(総合課程)
〇 たのまな : 48,000円(税込)
※「たのまな」はヒューマンアカデミーの通信講座。
今回の記事では、上記の会社や学校に電話で聞いたことも踏まえて、各講座の特色などについてまとめました。
■介護福祉士資格の取得方法(実務経験ルート)
念のため確認ですが、2016年1月(2015年度)の試験までは、とくに資格がなくても、実務経験を3年積めば、介護福祉士の受験資格が得られます。試験には、筆記と実技があります。
2015年(2014年度)の試験日程(予定)は次のとおりです。
・筆記試験 2015年1月25日(日)
・実技試験 2015年3月1日(日)
2014年に実施された介護福祉士試験の合格率は64・6%。例年合格率は5割~6割で、国家資格試験の中ではやさしい方と言われています。
過去5年間の合格率については、以下の記事をご覧ください。
・【最新】 介護福祉士資格試験 合格率まとめ 【難易度】
受験資格や試験概要については、次の記事で解説しています。
・【最新】 ゼロからわかる介護福祉士 (試験と資格)
■各講座の特色は?
各通信講座の特徴は次のとおりです。
〇 ユーキャン
・全合格者のうち4,937名がユーキャンで合格(2012年度)
・個別添削は全7回
・わからないことは、メールで質問可能
・教育訓練給付制度が利用できる
ユーキャンのテキストは、「初学者でもわかりやすく」が基本。サイト上でテキスト見本を見ることができるのですが、図解・イラスト・色分けといった工夫がなされており、やはりわかりやすいと感じます。
〇 ニチイ学館
・添削&質問体制でサポート
・問題集で総合力を養成し、模試で実力を確認
・コンピュータによる個人診断システムで弱点を克服
・基礎から学べる通学コースも開講(例年8月~12月頃)
ニチイは介護資格学校最大手の一つ。「介護最前線で働き、資格を取得した9,200名の現役介護福祉士の声を集約した学習システム」が強みだということです。
〇 三幸福祉カレッジ
・自分のペースで学習できる
・演習問題で実力をチェック
・添削には分野別の解答内容分析、コメント付。弱点把握をサポート。
模擬試験(自宅模試)や実技対策(DVD講座)は別途費用が必要。模擬試験ですと、追加で12,000円ほどかかります。
〇 池袋福祉カレッジ(大宮・高崎福祉カレッジ)
・法改正や出題傾向に迅速に対応
・圧倒的なトレーニング量
・通学講座の担当講師が電話で質問回答
池袋福祉カレッジ(藤仁館学園)のカリキュラムは、最小限の学習で最大限の得点を実現することを軸に構成されているそうです。藤仁館学園の学校には、大宮福祉カレッジや高崎福祉カレッジもあります。
〇 たのまな
・合格保証付き
・3領域11科目をすべて網羅した講義DVD
・頻出問題と傾向を研究して作られた模擬試験
合格保証制度については、「すべての課題を提出し、各7割以上の得点が必要」とのことでした。条件を満たせば、不合格だった場合、受講料の7割程度が戻ってきます。
■教育訓練給付制度
教育訓練給付制度は、一定期間 雇用保険に加入している人(あるいは過去に加入していた人)が厚生労働大臣の指定する講座を修了した場合、本人が支払った学費の20%(上限10万円)が戻ってくる制度。
介護福祉士受験対策講座の場合、学校によって適用になるケースがあります。
教育訓練給付制度については、当ブログの次の記事をご覧ください。
・【介護・医療事務系】 対象資格と条件 【教育訓練給付制度】
■通信と通学、おのおののメリットは?
通信講座のよい点は、テキスト・教材がセットになっていることや、いつでもどこでも勉強に取り組めることなどがあります。
スクールのよい点は、ベテラン講師がわかりにくい箇所をかみくだいて教えてくれることや、その場で質問ができることなどがあります。資格対策講座を行っている学校としては、ニチイ学館や三幸福祉カレッジなどがあります。
双方メリットがありますので、一通り情報を集めて比較検討するとよいと思います。
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