実際どうなの?介護福祉士のメリット・デメリット
介護福祉士の資格・仕事には、次のようなメリット・デメリットがあります。
〇 メリット
・介護の国家資格ということで、就職が有利
・国家資格としては試験の難易度がやさしめ
・職場によっては資格手当がつくこともある
〇 デメリット
・離職率が高め
・他の仕事と比較した場合は給料が少な目
・職場によって夜勤があったり休日が取りにくかったりする
・肉体労働的な面が多々ある
介護業界は慢性的な人手不足ということもあり、就職がしやすいのが最大のメリットのように感じます。その一方で、「夜勤や休日の取りにくさ」、「仕事のたいへんさ」、そして、「それらを考慮した場合の給料の安さ」などのデメリットがよく指摘されています。
介護福祉士は就職に有利
訪問介護(ホームヘルパー)の仕事をするためには、介護職員初任者研修(旧 ホームヘルパー2級)か、介護福祉士実務者研修、あるいは介護福祉士の資格が必要です。このうち、介護福祉士のみが国家資格になります。
施設介護(老人ホームなど)の場合には必ずしも資格は必要ありません。ですが、就職の際には資格があった方が有利になるケースが多いようです。
離職率はどんな感じなの?
2010年(平成22年)のデータですと、介護職の離職率は 17・8%。一方の全産業の平均離職率は 14・5%となっています。
(参考)
・埼玉県社会福祉協議会
(PDFファイル)
仕事内容は?
介護福祉士の仕事場は、訪問介護や老人ホーム。訪問介護では、介護だけでなく、料理や掃除もします。
介護職の年収はどれくらい?
年収ラボというサイトを見てみますと、ホームヘルパーの年収は次のようになっています。
・ホームヘルパー: 293万円
(参考)
・年収ラボ:資格別 年収&時給ランキング
介護福祉士の年収はさほど低くない?
介護福祉士の年収はさほど低くないとの情報もあります。
転職サイト「はたらいく」によれば、介護福祉士・社会福祉士の平均年収は 279万円9720円、平均月収は19万9980円で、国内の100職種中49位で、平均的な給与水準とのこと。
(参考)
・はたらいく:介護福祉士・社会福祉士の平均年収・月収は…
試験の難易度は?
実務経験ルートの場合、筆記試験と実技試験とがあります。
2015年に実施された第27回 介護福祉士試験の合格率は 61・0%。受験者数は153,808人、合格者数は 93,760人でした。例年合格率は5割~6割で、国家資格試験の中ではやさしい方と言われています。
過去の試験の合格率などについては、当ブログの以下の記事をご覧ください。
・【最新】 介護福祉士資格試験 合格率まとめ 【難易度】
試験概要については、以下の記事でまとめています。
・【ズバッとわかる】介護福祉士国家試験(試験内容 受験資格 変更)
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