介護福祉士と保育士の資格が統一される?
厚生労働省が、介護福祉士や保育士などの資格一本化の検討をスタートさせました。
厚労省は、「団塊の世代」が全員75歳以上になる2025年以降を見据えて、介護施設と保育施設などを一つにまとめて運営できるようにすることも考慮。介護施設、保育施設、障害者施設を1カ所にまとめられるよう規制を緩和したうえで、介護福祉士や保育士など専門職種で分かれている資格を統合し、1人の職員が子育てから介護サービスまで提供できるようにする仕組みを検討するということです。
フィンランドの例
フィンランドでは、医療と社会福祉サービスの共通基礎資格「ラヒホイタヤ」が導入されています。ラヒホイタヤは、ホームヘルパーや准看護婦、保育士、リハビリ助手など計10の中学校卒業レベルの資格を一本化した資格。福祉や介護に従事する職員を確保する必要性から生まれました。
(参考)
・毎日新聞:厚労省:介護福祉士や保育士の資格を統合
(2015年4月11日)
今後の予定は?
2015年4月14日、介護、障害者福祉、保育の各種サービスを統合し、ワンストップで提供できる体制整備に向けた検討チームが厚労省内で発足しているようです。
(参考)
・産経ニュース:介護・保育・障害者福祉サービス統合検討、厚労省が地方の人口減対策でチーム
(2015年4月14日)
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