*2018年2月2日更新版。
メンタルヘルス・マネジメント検定は、大阪商工会議所が実施するメンタルヘルスに関する検定で、I種・II種・III種の3つのコースがあります。
大阪商工会議所ではは2006年度から、職場内での役割に応じた知識や対処方法の習得をテーマとした「メンタルヘルス・マネジメント検定」を実施しています。学歴・年齢などの制限なく誰でも受験できるため、「産業カウンセラー」資格や「心理相談員」資格などのような入門的な位置づけの検定として、在職中のビジネスマンやOLが受講するケース多いとされています。
(参考)
・wiki:メンタルヘルス・マネジメント検定
■試験日程と受験地
試験には、公開試験と特別団体試験とがあります。
公開試験の場合ですと、申し込みの期間や試験日は次のようになっています。
〇 第23回
・資格の種類:Ⅰ種、Ⅱ種、Ⅲ種
・申込受付 : 2017年8月30日(水)~2017年9月29日(金)
・試験日 : 2017年11月5日(日)
・成績票・合格証発送日
Ⅱ種・Ⅲ種:2017年12月15日(金)
Ⅰ種: 2018年1月10日(水)
〇 第24回
・資格の種類: Ⅱ種、Ⅲ種
・申込受付 : 2018年1月10日(水)~2018年2月9日(金)
・試験日 : 2018年 3月18日(日)
・成績票・合格証発送日
2018年4月27日(金)
(参考)
・公式ページ:受験要項
試験が受験できる場所については次のとおりです。
Ⅲ種→Ⅱ種→Ⅰ種の順で難易度が高くなります。個々の資格の対象や出題範囲などは、次のようになっています。
〇I 種(マスターコース)
・対象
人事労務管理スタッフ、経営幹部
・出題内容
(1)企業経営におけるメンタルヘルス対策の意義と重要性
(2)メンタルヘルスケアの活動領域と人事労務部門の役割
(3)ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
(4)人事労務管理スタッフに求められる能力
(5)メンタルヘルスケアに関する方針と計画
(6)産業保健スタッフ等の活用による心の健康管理の推進
(7)相談体制の確立
(8)教育研修
(9)職場環境等の改善
・問題構成・時間
選択問題:2時間
論述問題:1時間
・配点
(1)選択問題:100点
(2)論述問題:50点
・合格基準
得点合計が105点以上(ただし、論述式の得点が25点以上)
〇II 種(ラインケアコース)
・対象
管理監督者(管理職)
・出題内容
(1)メンタルヘルスケアの意義と管理監督者の役割
(2)ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
(3)職場環境等の評価および改善の方法
(4)個々の労働者への配慮
(5)労働者からの相談の方法
(6)社内外資源との連携
(7)心の健康問題をもつ復職者への支援の方法
・問題構成・時間
選択問題:2時間
・配点:100点
・合格基準:70点以上
〇III 種(セルフケアコース)
・対象
一般社員
・出題内容
(1)メンタルヘルスケアの意義
(2)ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
(3)セルフケアの重要性
(4)ストレスへの気づき方
(5)ストレスへの対処、軽減の方法
・問題構成・時間
選択問題:2時間
・配点:100点
・合格基準:70点以上
■試験の合格率と難易度は?
たとえば2017年11月実施分の合格率は、次のとおりです。
〇 2017年11月5日実施の試験の合格率
Ⅰ種: 18.7%
Ⅱ種: 51.1%
Ⅲ種: 75.7%
合格率を参考にすると、Ⅱ種とⅢ種は比較的容易、Ⅰ種は難易度の高いものと予想されます。
(参考)
・メンタルヘルス・マネジメント検定 公開試験 結果・受験者データ
■試験対策
通信教育ですと、ユーキャンやキャリアカレッジジャパンが試験対策講座を開講しています。
たとえばキャリアカレッジジャパンの場合ですと、「メンタルヘルスマネジメント(Ⅱ種・Ⅲ種)資格取得講座」があります。
キャリアカレッジジャパンのHPによれば、次の3つが強みだと言います。
・試験不合格の場合は全額を返金
・ていねいな解答解説付きの過去問と、徹底指導の添削問題
・初学者にもわかりやすく学べるカリキュラム
全額返金制度がユニークですね。電話で聞いてみたのですが、不合格の場合の返金制度には、「添削課題をすべて提出し、得点率が7割以上」などの条件があるということでした。
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